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東天狗岳・西天狗岳〜西尾根 冬山・日帰り

天狗岳は東京方面から日帰りで行ける、本格冬山登山が味わえる山は?の答えとして、私たちが毎年選ぶ山です。冬山を始めたいという方にはここ天狗岳、次には西穂高独標を通ってというのが私たちの企画の王道です。

今回のパーティーは体力・経験を知った者同士でしたので、ちょっとルートに一捻りを加えました。いつもの唐沢鉱泉スタートをやめて渋の湯出発に、ツアーコースの黒百合平〜中山峠〜天狗の奥庭周りのピストンもやめて、ラッセル歓迎の西尾根下山に。それによって冬山入門コースが熟練者限定コースに早変わりしました!

 

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【天狗岳とは】

八ヶ岳連峰は夏沢峠を境に南側を南八ヶ岳(狭義の八ヶ岳)、北側を北八ヶ岳と呼ぶが、天狗岳はこの北八ヶ岳の最高峰である。山頂部は300mほどの間隔を置いて東西に分かれ、西天狗岳と東天狗岳と称する。標高が高いのは西天狗岳で2,645.8mである。北八ヶ岳はなだらかな山容と深い針葉樹林、点在する湖などに特徴があるが、天狗岳はその中にあって唯一、南八ヶ岳に近い険しい山容をしている。日本二百名山のひとつ。西側は奥蓼科温泉郷の渋ノ湯から、および唐沢鉱泉から、東側は稲子湯から本沢温泉を経由する登山道がある。また、八ヶ岳の主縦走路が東天狗岳の山頂を通っている。渋ノ湯からの登山道が主縦走路と合流する地点である中山峠のすぐ西にある黒百合平に、黒百合ヒュッテがある。この黒百合平から山頂までは二本の登山道があるが、その西側の登山道を通ると、「天狗の奥庭」と呼ばれる一帯を通過する。奇形の岩と丈の低い針葉樹、小さな池を配した天然の庭園のような一帯である。(出典:Wikipediaより)

 

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【装備リスト】

ザック:ULA(ウルトラライトアドベンチャーイクイップメント) CDT
ゴーグル:OAKLEY(オークリー) Flight Deck
サングラス:OAKLEY(オークリー) Radarlock
靴:SCARPA(スカルパ) モンブランGTX
ハードシェル:MONTURA(モンチュラ) CORE JACKET
ソフトシェル:MONTURA(モンチュラ) CHROME VEST
ダウンジャケット:MONTURA(モンチュラ) CERVINO JACKET
ミドルレイヤー:MONTURA(モンチュラ) NORDIC FLEECE JACKET
ベースレイヤー(シャツ):icebreaker(アイスブレーカー) オアシスロングスリーブクルー
パンツ:MONTURA(モンチュラ) UPGRADE 2 PANT
アンダータイツ:CW-X(シーダブリューエックス) ジェネレーターモデルロングタイプ
ビーニー:MONTURA(モンチュラ) TECHNICIAN
ビーニー:MONTURA(モンチュラ) WIND BAND
バラクラバ:MONTURA(モンチュラ) BALACLAVA LIGHT CAP
グローブ(ライナー):MONTURA(モンチュラ) EMANA SEAMLESS GLOVE
グローブ:MONTURA(モンチュラ) SKI GLOVE
グローブ:MONTURA(モンチュラ) LIGHT GLOVE
グローブ:ショーワグローブ 防寒テムレス
靴下:smartwool(スマートウール)  PhD Outdoor ヘビークルー
ストックポール:FIZAN(フィザン) COMPACT3(近日あらぺるとオンラインショップにて発売予定)
ピッケル:GRIVEL(グリベル)  ネパールSA・プラス
アイゼン:PETZL(ペツル) リンクス
カメラ:RICOH(リコー) GR
カメラケース:Lowepro(ローベプロ) ダッシュポイント10
スマホ防水ケース:LOKSAK(ロックサック)  防水ケース
水筒:プラティパス(Platypus) SOFT BOTTLE 1.0L
魔法瓶:THERMOS(サーモス) 山専用ステンレスボトル500ml
ツェルト(ビバーク用):SOL(ソル) ESCAPE BIVVY(エスケイプヴィヴィ)
ヘッドライト:BlackDiamond(ブラックダイヤモンド) スポット
コンパス:SUUNTO(スント) Suunto A-10
地図:山と高原地図 八ヶ岳
タオル:PackTowl(パックタオル) パーソナルLサイズ
時計:SUUNTO(スント) AMBIT3 PEAK HR SAPPHIRE アンビット3ピークHR サファイヤ
その他携行品:エイドセット、スタッフサック、ウェットティッシュ、スマートフォン用モバイルバッテリー、etc

装備のポイント:渋の湯スタートで距離も長く、また西尾根登山道は冬季の入山者が少ないルートです。特に積雪の多い今シーズンはラッセルの確率が高く、その際の体力温存やスピード維持の為に持ち物は最低限で軽量化を優先し、食事は行動食のみとして休憩を極力減らすようにしました。

 

【アクセス】

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マイカー:東京方面〜(中央自動車道)〜諏訪南IC〜(国道152号)〜(県道191号/湯みち街道) 約25km

※温泉宿「渋御殿湯」の登山者用駐車場を利用します(1,000円/日)。駐車の際には必ず先にお金を払ってから駐めましょう!先に駐車してから払おうと思うと、数多くのブログに登場する名物女将にしこたま怒られます。(笑)

電車:JR新宿駅〜(特急あずさ)〜JR茅野駅〜(茅野市内バス)〜渋ノ湯バス停
※市内交通バス 茅野駅からの時刻表はここをクリック

 

【難易度】

冬山中級レベル、ただし体力のある方

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【今回のルート】

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今回のルート:渋の湯〜黒百合平(黒百合ヒュッテ)〜天狗の奥庭〜東天狗〜西天狗〜(西尾根)〜展望台〜唐沢鉱泉〜渋の湯

※今回は渋の湯を発着点にしましたが、唐沢鉱泉起点の方が良かったですね。

 

【見どころ】

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渋御殿湯を出発。

 

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黒百合平までは気持ちの良い白樺の樹林帯が続きます。常に踏み跡がしっかりついており、アイゼン無しでも歩きやすい道です。

 

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ウォーミングアップが終わり体が登りに慣れてきた頃に、黒百合ヒュッテに到着。ここから上は森林限界を越えた稜線のため、風が急に強くなり気温も一気に下がります。ハードシェルやソフトシェルを羽織り、アイゼンを装着しておきましょう。

また食事を作られる方はこのヒュッテ前でされることをお奨めします。冬場の山頂での食事は、行動食以外は不向きです。ちなみに冬山テント泊のデビュー戦に程良いテント場です。

 

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東天狗山頂に向かうルートは2通り。黒百合平の奥から登る中山峠経由ルートと、黒百合ヒュッテ手前から天狗の奥庭・スリバチ池を経由して向かうルート。冬季、大半の方は中山峠ルートで上がり、東天狗・西天狗を繋いで天狗の奥庭を通り、黒百合平から元来た道をピストンするコースでしょう。しかし今回の私たちは西尾根下山ですので、登りルートは景色が良く歩くのも楽しい奥庭経由を選択しました。

画像は黒百合ヒュッテから奥庭に上がったところ。眼前に東天狗・西天狗が並んで見えます。

 

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黒百合平から50m程登ると、天狗の奥庭と呼ばれる溶岩台地が開けます。夏にはたくさんの草花が見られる美しい場所です。雪で覆われた下はゴツゴツとした大きな岩石で、ところどころに隙間による空洞がありますので、踏み抜かないように足下を観察しながら岩の上を辿って歩きましょう。

 

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R0010659  まずは東天狗岳(標高2,640m)に登頂。

 

 

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東天狗から眺める、西天狗岳へと続く稜線。

 

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西天狗岳(標高2,646m)山頂。今年の降雪の多さが分かる標識の埋もれ方。

 

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覚悟はしていていましたが、西天狗岳山頂から西尾根方面へのトレースは全く無し。ところどころは残っているかと思っていたのですが、全く無し。膝から所により腰までのラッセルを続けながら進みます。ただ道は簡単で、西尾根は冬でも夏道をそのまま降りれば良いです。ずうっと尾根伝いに下りるだけ。しかし今年は雪が多くて、例年ならば通れる箇所が枝葉が低すぎて通れなかったり、雪で倒れた木に行く手を阻まれたりで、何箇所か尾根から外れて通過せざるを得ないところがありました。しかし唐沢鉱泉への分岐までは原則絶対に尾根から左右に下ってはNGです。

 

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展望台もご覧の通りの有り様。膝パウダーです。しかしここから下はトレースが残っており、やっと楽が出来ました。恐らく昨日か今日、西尾根から登たパーティーが、ここで敗退したのでしょう。

 

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数ある南八ヶ岳のビューポイントの中でも、個人的にはここ展望台からの景色が一番好きですね。

この日は本当に天候に救われました。快晴とまでは行かないものの、一日中高気圧に覆われて安心して行動することが出来ました。少しでも天候の崩れに不安があれば、この下山ルートは選択しないですね。なのでもう少し雪が融けてから、行ってみて下さい。

 

【立ち寄りたい日帰り温泉施設】

施設名:信州原村八ヶ岳温泉「もみの湯」

・開館時間:AM10:00~PM 9:30(最終入館PM 9:00まで)

・休館日:第3水曜日(祝祭日の場合は翌日)

・入浴料:大人500円(17時以降は300円)

 

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