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丹沢(蛭ヶ岳〜丹沢山〜塔ノ岳)主峰縦断 日帰り・スピードハイク

スタッフの間ですっかり定番化した山行スタイル「スピードハイク(=ファストパッキング)」。トレッキングの楽しさにトレイルランニングのスピードを合わせた良いとこ取りスタイルです。しかしあくまでトレッキングが主体ですから、景色を眺める余裕を残したペースであることが肝心。装備の軽量化、疲れの少ないペースの緩急、早足と少ない休憩で踏破できる体力の増強、それらを習得することで、これまでの登山では1泊2日でしかと行けなかったルートでも、無理なく日帰りで楽しむことが出来るようになりました。詳しい話は「登山入門講座」の中で後日じっくりと話したいと思います。

ここ数年、仕事で連休が取り難く、日帰り登山のバリエーションにマンネリしてきていた私たちには、目から鱗のスタイルでした。最近では「スピードハイク」「ファストパッキング」という言葉はあらゆるメディアで良く見かけているかと思います。またメーカー各社は「スピードハイク」「ファストパッキング」を意識した製品を作り、今や登山のメインストリームの一つになりつつあります。

今回はその「スピードハイク」スタイルで、焼山登山口から大倉まで丹沢山系を縦断するルートに挑みました。

 

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【丹沢とは】

丹沢山地(たんざわさんち)は、神奈川県北西部に広がる山地。東西約40キロメートル、南北約20キロメートルに及び、神奈川県の面積の約6分の1を占める。秩父山地等と合わせて関東山地とも呼ばれる。丹沢山地の大部分は山岳公園として丹沢大山国定公園神奈川県立丹沢大山自然公園に指定されている。

丹沢山地は古来より信仰の山として知られ、山伏など修験者の修業の場でもあった。現在、丹沢山地は首都圏近郊の山として、年間30万人以上の登山者、100万人以上の観光客が訪れる。登山、ハイキング、沢登り、渓流釣り、キャンプ、温泉(飯山温泉・鶴巻温泉等)等、レジャーや保養レクリエーションのエリアとして賑っている。

焼山(やけやま)は、丹沢主脈の北端にある標高1,060mの山である。神奈川県相模原市内にあり、丹沢大山国定公園に属する。丹沢の北部にあり交通が不便なため、登山者は少ない。頂上には展望台が設置されていて丹沢高尾方面の展望が良好であるが、西側は木が邪魔でなかなか展望がきかない。

黍殻山(きびがらやま)は、丹沢主脈にある標高1,273mの山である。

姫次(ひめつぎ・ひめつぐ)は、丹沢山地北部、神奈川県相模原市にある標高1,433mのである。

蛭ヶ岳(ひるがたけ)は丹沢山地中央部にある標高1,673 mの山。丹沢山地の最高峰であり神奈川県の最高峰でもある。丹沢山地一の標高を誇るだけあって遮るものがなく、天気が良ければ頂上から富士山南アルプス八ヶ岳奥秩父などの山々を一望することができる。かつて蛭ヶ岳の山頂には薬師如来毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)、八海山大神など多くの仏像が祀られていた。これから別名の薬師岳や毘盧ヶ岳と呼ばれるようになり、毘盧ヶ岳が転じて蛭ヶ岳になったのが山名の由来と言われている。この他にも「この山に蛭(ヤマビル)が多いから」や「山の形が猟師のかぶる頭巾(ひる)に似ているから」など多くの説がある。

丹沢山(たんざわさん・たんざわやま)は丹沢山地丹沢主脈にある標高1,567mの山。

塔ノ岳(とうのだけ)は丹沢山地の南部にある標高1,491 mの山。丹沢修験道の要であり、塔ヶ岳・御塔・尊(孫)仏山(そんぶつさん)など多くの呼称を持つ。中近世には近郊農村の雨乞いの場として、或いは露天賭博の場としても賑わった。かつて山頂には別称の尊仏山の由来となった尊仏岩があり、お塔と呼ばれ信仰されていた。塔ノ岳の山名はその塔に由来する。なお、山頂に建つ山小屋「尊仏山荘」の名もこの岩に由来している。この岩は関東大震災の余震である丹沢地震 (M 7.3) で大金谷へ転落し現存しない。(出典:Wikipediaより)

 

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【装備リスト】

ザック:ULA(ウルトラライトアドベンチャーイクイップメント) CDT
サングラス:OAKLEY(オークリー) Racing Jacket
靴:inov-8(イノヴェイト) TRAILROC 255
ストックポール:FIZAN(フィザン) COMPACT3(近日あらぺるとオンラインショップにて発売予定)
ハードシェル:MONTURA(モンチュラ) AIR 2 JACKET
ソフトシェル:MONTURA(モンチュラ) RUN FLASH JACKET
シャツ:MONTURA(モンチュラ) RUN 3 MAGLIA
アンダーウェア:finetrack(ファイントラック) スキンメッシュノースリーブ
パンツ:MONTURA(モンチュラ) FREE SYNT UP 3/4 PANTS
アンダータイツ:CW-X(シーダブリューエックス) ジェネレーターモデルロングタイプ
キャップ:MONTURA(モンチュラ) ZERO CAP
ヘアバンド:MONTURA(モンチュラ) WIND BAND
グローブ(ライナー):MONTURA(モンチュラ) EMANA SEAMLESS GLOVE
靴下:DRYMAX(ドライマックス) TRAIL Maximum Protection Running 1/4 crew
カメラ:RICOH(リコー) GR
カメラケース:Lowepro(ローベプロ) ダッシュポイント10
スマホ防水ケース:LOKSAK(ロックサック)  防水ケース
水筒:プラティパス(Platypus) SOFT BOTTLE 1.0L
ツェルト(ビバーク用):SOL(ソル) ESCAPE BIVVY(エスケイプヴィヴィ)
ヘッドライト:BlackDiamond(ブラックダイヤモンド) スポット
地図:山と高原地図 丹沢 2015
タオル:速乾タオル フジヤマタオル
時計:SUUNTO(スント) AMBIT3 PEAK HR SAPPHIRE アンビット3ピークHR サファイヤ
その他携行品:行動食(ウィダーエナジー2個、ジャム&マーガリンパン、一本満足バー1本)

装備のポイント:コースタイムを縮める為や、立ち止まって休憩することで筋肉に乳酸が溜まることを防ぐ為にも、食事(補給)はゆっくり歩きながら採れ、疲労具合に関わらず口にしやすい好きな味の行動食を選択しました。

 

【アクセス】

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電車:JR新宿駅6:03発〜(中央線各停・高尾行き)〜JR高尾駅7:01着/7:04発〜(JR中央本線・甲府行き)〜JR相模湖駅7:13着/7:18発〜(神奈川中央交通バス・三ヶ木行き)〜三ヶ木バス停7:37着/7:40発〜(神奈川中央交通バス・月夜野行き)〜焼山登山口バス停〜(神奈川中央交通バス・渋沢駅行き)〜小田急線渋沢駅

公共交通機関で新宿方面から行くにはJR相模湖駅からバス、もしくはJR橋本駅からバス利用です。私の家からですと上記経路の一択なのですが、新宿駅にもう少し早く着ける方でしたら橋本駅経由も選択可能です。

また大倉バス停から渋沢駅行きのバスは、1時間に2本動いており、平日21時台・土日祝20時台まであります。

※大倉バス停の時刻表はこちら

 

【難易度】

登山ルートの難易度は初級者でも問題無し。しかし、昭文社「山と高原地図」コースタイムが10時間40分の道程のため、健脚であることが必須条件。 P3263401_xlarge

 

【今回のルート】

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標準コースタイム:焼山登山口〜(2時間)〜焼山〜(55分)〜黍殻山〜(55分)〜姫次〜(2時間)〜蛭ヶ岳〜(1時間30分)〜丹沢山〜(1時間)〜塔ノ岳〜(2時間20分)〜大倉  計10時間40分

今回のコースタイム:焼山登山口〜(1時間)〜焼山〜(30分)〜黍殻山〜(50分)〜姫次〜(1時間10分)〜蛭ヶ岳〜(1時間20分)〜丹沢山〜(1時間10分)〜塔ノ岳〜(1時間50分)〜大倉  計7時間50分

総工程:約23km  累積標高差:+2,143m/−2,173m

 

【見どころ】

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焼山への登山口。

 

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焼山山頂。江戸時代、焼山一帯は将軍家の御猟場に指定されていました。草木が茂ると狩猟の妨げになるため、毎年山焼きを行っていたことが山名の由来となっています。

 

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山頂にある展望鉄塔からの奥相模湖方面の眺望は絶景です。

 

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思わず走りたくなるフラットで足場の良い登山道が続きます。

 

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黍殻山山頂。無人雨量計が設置されています。

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木々の間から富士山が見えました。葉の落ちたこの時期にしか見れない景色です。

 

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山頂からほど近く、登山道から少し離れた場所に黍殻避難小屋があります。平成26年5月1日に神奈川県により建て直された綺麗な小屋です。収容人数20名、小屋外に土壌処理方式の水洗トイレが完備されています。

 

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姫次は丹沢山地の南北に伸びる丹沢主脈の北部に位置する山であり、周辺の山々とともに丹沢大山国定公園に指定されている。山頂付近は丹沢山地の稜線としては珍しい平坦な地形となっており、県内最大級のカラマツ林の植林が広がっている。カラマツ林は神奈川の美林50選に選ばれている。登山道は東海自然歩道の一部であり、当山の標高1433mは同歩道の最高地点である。1582年の天目山の戦い織田信長徳川家康連合軍に敗れた武田勢の旗本、小山田八左衛門の娘である折花姫が同連合軍に追われ、この地にたどり着いた。折花姫は連合軍に包囲され「もはやこれまで。」と持っていた短刀で自分の喉を突き、自害した。※追っ手に崖の下へ突き落とされたという説もある。 このことから「姫突き」が転じて「姫次(ひめつぎ)」という地名になったといわれている。(出典:Wikipediaより)

この時期ならではではあるが、姫次手前から地盤のぬかるみが酷くなり、ペースが極端に落ちてしまった。

 

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姫次からは富士山が間近に見えます。

 

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蛭ヶ岳以降の登り道の大半は画像の様な木階段です。この階段を早足で駆け上がるのが結構辛い!

コースまだ半ばにして、予想外な太腿の張りを感じます、、不味い。。。

 

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蛭ヶ岳山頂と蛭ヶ岳山荘。

蛭ヶ岳山荘のホームページはこちら→http://kitatan.com/hirutop.html

 

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丹沢山へ繋がる稜線。手前が棚沢ノ頭、そして不動ノ峰、中央奥が丹沢山です。

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今回のコースでは唯一の岩場(鎖場)を上がると「鬼ヶ岩ノ頭」に着く。

鬼ヶ岩ノ頭(おにがいわの あたま/かしら)は、丹沢山地の丹沢主脈にある標高1,608mの山である。神奈川県相模原市と足柄上郡山北町との境界線上に位置し、丹沢大山国定公園に属す。その名の通り山頂付近には鬼の角のような岩「鬼ヶ岩」がそびえ立っており、天気が良ければ鬼ヶ岩の間から雄大な蛭ヶ岳の山体を望むことができる。丹沢山地で蛭ヶ岳(1,673m)、不動ノ峰(1,614m)に次ぎ、第三の標高を誇る。(出典:Wikipediaより)

 

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丹沢山山頂とみやま山荘。

みやま山荘での宿泊は予約制です。連絡先はこちらへアクセス→http://miyamasansou.com

 

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塔ノ岳山頂。尊仏山荘のホームページはこちら→http://www.cnet-sb.ne.jp/sonbutu/

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いよいよ山行も終盤。塔ノ岳から大倉まで標高差1,200mを2時間で下ります。限界を迎えた足には非常に堪えます。

大倉尾根(おおくらおね)とは、丹沢山地の塔ノ岳 (1491m) から大倉 (290m) に至る尾根である。丹沢大山国定公園と神奈川県立丹沢大山自然公園に属す。丹沢山地で最も登山者が多い尾根で、一年を通して登山者が絶えない。この登山者の多さから登山道の裸地化が問題となっており、特に花立周辺では深刻化している。全長約7km、標高差約1200mで、だらだらとした長い登りが続くことから「バカ尾根」という別称もある。麓の大倉バス停にはレストハウス(飲食可能、通年営業)、秦野ビジターセンター(登山道の情報、登山ポスト、提出用の用紙、筆記用具などあり)がある。(出典:Wikipediaより)

 

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花立山荘のホームページはこちら→http://hanatatesanso.com

 

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秦野市街と相模湾を見下ろす。

 

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「堀山の家」は通年週末と正月営業となってはいるが、現在の運営状況は不明。ホームページもブログのみで閉鎖されている。店前でクーラーボックスにジュースを入れ、セルフで販売をしています。そのジュースは衛生状態を考えたらとても購入する気になりません。

 

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毎週週末営業で、平日でも予約をすれば宿泊ができるそう。収容人数33人。連絡先 tel.0463-88-3186

 

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多くのブログで紹介される「丹沢クリステル」。

 

【立ち寄りたい日帰り温泉施設】

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施設名:鶴巻温泉「弘法の里湯」

・開館時間:AM10:00~PM 9:00(最終入館PM 8:30まで)

・休館日:月曜日(祝祭日の場合は翌日)

・入浴料:平日2時間 800円(土・日・祝は1,000円)

大倉バス停や小田急線渋沢駅周辺徒歩圏内には、銭湯や日帰り温泉はありません。帰りに一風呂浴びたい時には、小田急線新宿方面で3駅目「鶴巻温泉」で下車、徒歩2分の「弘法の里湯」がお奨めです。

 

イチロー

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