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北アルプス表銀座スピードハイキング 一泊二日小屋泊

通常は2泊3日と言われている表銀座縦走、走らずに1泊2日で歩けるのか?

とある日にご来店されたお客様より相談されたのでやってみました。
登りはもちろん、下りも走らず、宿泊はヒュッテ西岳、ギアは厳選してパックウェイト5Kg以内と言う条件です。

【表銀座とは】

表銀座縦走コース(おもてぎんざじゅうそうコース)とは、北アルプス山麓の中房温泉を起点とし、合戦尾根を登り常念山脈を大天井岳まで縦走し、東鎌尾根の喜作新道を経て槍ヶ岳へ至る登山コースの名称である。
単に表銀座と呼ばれることも多い。またこの場合は、単に登山コースの意味だけでなく、広く山群を指し示すこともある。
※Wikipediaより引用

 

【装備リスト】

ザック:ULA(ウルトラライトアドベンチャーイクイップメント)CDT
ザックカバー:ULA パックカバー

レインスーツ(またはハードシェル上下):MONTURA(モンチュラ)スプリントジャケット、MOUNTUA(モンチュラ)スプリントカバーパンツ
防寒着(フリース、インナーダウン等):MOUNTAIN HARD WEAR(マウンテンハードウェア)ゴーストウィスパラーダウンジャケット
中間着(厚手の長袖シャツ等):MONTURA(モンチュラ)ファストライトフーディーマグリア
シャツ(化学繊維、メリノウール等):MOUNTAIN HARD WEAR(マウンテンハードウェア)キャニオンソリッドショートスリーブシャツ、 MITTET(ミレー)ドライナミックメッシュ ノースリーブクルー
パンツ :THE NORTH FACE(ノースフェイス)バーブライトパンツ
タイツ:なし
アンダーウェア:Icebreaker(アイスブレーカー)
靴下:INJINJI(インジンジ) アウトトアミッドウェイトミニクルー

帽子:MOUNTAIN HARD WEAR(マウンテンハードウェア)チラーボールキャップⅡ
サングラス:OAKLEY(オークリー)フロッグスキン

グローブ :MAMMUT(マムート)ランボールドグローブ

シューズ:SALOMON(サロモン)X ULTRA 2 GTX

コンロ:SOTO(ソト)マイクロレギュレーターストーブ ウィンドマスター SOD-310
クッカー:SIERRA CLUB(シェラクラブ)オジリナルシェラカップ
カラトリー:WILDO(ウィルドー)SPORK
カップ:シェラカップが兼用
ナイフ:OPINEL(オピネル) オピネル#8
水筒(2リットル程度):Platypus(プラティパス) ホーサー 1.8L

タオル:AIRMONTE(エアモンテ)今治まきたおる、packtowl(パックタオル)リュクスタオルFACE

ヘッドライト:milestone(マイルストーン)MS-B1
腕時計:CASIO(カシオ) PROTREK トリプルセンサー PRW-6000
コンパス:SILVA(シルバ) レンジャーNo3

スタッフサック:OUTDOOR RESEARCH(アウトドアリサーチ)バックカントリーオーガナイザー#3、GRANITE GEAR(グラナイトギア)エアジップサック、GRANITE GEAR(グラナイトギア)エアバッグ

カメラ:FUJIFILM(富士フィルム)X100T
カメラケース:Lowerpro(ロープロ)ダッシュポイント20
バッテリー:GOAL ZERO(ゴールゼロ)ガイド10プラス、Panasonic(パナソニック)エネループプロ

トレッキングポール:FIZAN(フィザン)コンパクト

食料:シリアル、ジェル、エナジーバー、あめ等

地図:国土地理院2万5千分の1地形図

ファーストエイドキット:三角巾、包帯、テーピング、滅菌ガーゼ、止血セット、絆創膏、軟膏、かゆみ止め、ポインズンリムーバー、ピンセット、ハサミ等
日焼け止め
キッチンペーパー
ウェットティッシュ
予備電池

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装備のポイント:今回は山シャツスタイルでしたので、アンダーにMITTET(ミレー)ドライナミックメッシュ ノースリーブクルーを着用。シャツ1枚で地肌に着ても良いですが、汗でベタつくのが不快に感じる方はメッシュ系アンダーを着ると快適な着心地になります。

 

【アクセス】

マイカー: 長野自動車道・安曇野I.C〜約1時間15分〜有明荘〜5分〜燕岳登山口

電車:新宿駅(JR中央線・約2時間40分)~松本駅(JR大糸線・約30分)~穂高駅下車〜中房温泉行き定期バスorタクシー

バス:新宿~松本バスターミナル〜JR松本駅(大糸線)~穂高駅下車〜中房温泉行き定期バスorタクシーまたは中房温泉まで直行の毎日あるぺん号が便利です。

 

【難易度】

体力のある中級者向けです。東鎌尾根は高度感のある鎖場が数カ所出てきますので、経験者と一緒に行きましょう。

 

【今回のルート】

1日目:中房温泉〜合戦小屋〜燕山荘〜燕岳〜大天井岳〜赤岩岳〜西岳(ヒュッテ西岳泊) 標準コースタイム9時間50分→実測9時間

2日目:西岳〜水俣乗越〜槍ヶ岳〜天狗原分岐〜大曲〜槍沢ロッヂ〜横尾〜上高地 標準コースタイム12時間→実測10時間

 

【トイレ情報】

各小屋にて利用可能。

 

【見どころ&ポイント】

1泊2日の行程をムービーでまとめました。(約6分20秒)

 

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今回は「毎日あるぺん号」を使って中房温泉へ直行しました。本当はマイカーで前夜に入って車中泊、夜明けとともに登り始めたい所でしたが、最近は来季春夏の山ギアの展示会続きで忙しく、どうにか夜行バスに飛び乗るのが精一杯で遅めのスタートです。

 

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合戦小屋名物のスイカが始まっていました。普段はかけない塩をたっぷりかけて、糖分と塩分をガッツリ補給。でもこの時は、これが試練の序章であることは知らず、久しぶりの北アルプスに喜び勇んでたのです。

 

そうです。天気予報が見事に当たり、視界不良の雨とガスが続きます。カメラを取り出すのも億劫なくらい。。。
しかし、そんな私の気持ちを察するが如く高山植物達は見事に咲き誇ってました。

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ハクサンフウロ

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ミヤマキンポウゲ

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オンタデ

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ギンリョウソウ。これを見つけられるということは、苦しくて下を向いて歩いていたという事です。

 

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相棒のゆらゆら揺れるザックをボーッと眺めつつ、足を右に左にと規則的に交互に出す、つまり歩いているうちに燕山荘へ到着。

 

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こんな日にテント泊を決行するツワモノもチラホラといました。でもこの時点では午後から晴れる予報でしたので、それを100%信じてました。

 

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一応、イルカ岩。でも立ち止まる事なく通過。

 

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メガネ岩も一応振り返るが、どんどん通過。

 

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とりあえず、、、
この時点で結構ずぶ濡れで、今日は燕山荘泊でもいいんじゃない?って言いそうになる自分を1分間に100回くらい抑えました。

 

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そして高山植物の女王・コマクサも元気に咲いていました。

 

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そして燕山荘から大天井岳へ向けて、ストームライダーの世界へ突入。本当はここからが表銀座の真骨頂とも言えるエリアで、北アルプスの名峰を眺めつつ心地よい起伏が続く軽快な縦走路なのです。
しかし相変わらず相棒のザックしか見えません。そして、夜行バスの疲れで眠りそうになると、強風に煽られたザックのストラップが頬をピチピチと叩き、ちゃんと起こしてくれます。

 

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大天井は山頂をパスしてビックリ平までひたすら歩きます。この辺りで雨が上がり始めたので、思い切ってシェルを脱ぎましたが、またしても雨雲に捕まり暴風雨に包まれました。もうどうでも良い感じになり、不思議と笑いが込み上げてきます。

 

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赤岩岳を通過する頃にはこんな感じで開き直り。

 

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ヒュッテ西岳に着いたらやっと晴れた。

 

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ヒュッテ西岳の食堂って入った事あります?
小さな小屋ですが、食堂から北アルプスが一望できて、美味しくご飯がいただけます。

 

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小屋の中はこのような感じで、昔ながらの雰囲気ですが、掃除が行き届いていて清潔感があります。スタッフの方も気さくな雰囲気でとても良いです。

 

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夕焼けを拝む頃にはすっかり晴れていました。さっきまでの戦いは何だったのだろう。。。

 

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豪快なイビキを発してぐっすり眠り、翌朝はご来光を拝みに西岳へ登頂。幸せな朝を迎えました。

 

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前日撮れなかった分、狂った様に写真撮りまくりです。

 

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ヒュッテ西岳様、素敵な時間をありがとう。また訪れたい。

 

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西岳から槍ヶ岳までの東鎌尾根はちょっとテクニカルです。ロープは要りませんが、落石や滑落等の危険に対する注意が必要な箇所が続きます。

 

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ニッコウキスゲが沢山咲いてました。

 

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水俣乗越を過ぎてしばらく進むと、ドーンと槍が迫ってきます。

 

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槍でしばらく遊んだ後は、一気に上高地へ下りました。何度訪れても槍の堂々とした佇まいは素敵なだと思います。

結果、1泊2日での表銀座は可能だと思います。但し条件があります。
パックウェイトで5kg以内の荷物、体力に自信があり、何度か北アルプスのいずれかのエリアを歩いた事があること、そして経験者の引率があり、天候が良い場合にチャレンジしても良いと思います。

【立ち寄り温泉情報】

上高地ビジターセンター付近の小梨平キャンプ場に隣接する「小梨の湯」が便利です。
http://www.kamikochi.or.jp/facilities/stay/mori-no-resort-konashi/

 

【お土産情報】

マイカーの方のみの特権ですが、松本インターへ向かう道中にある「さかた菓子舗」のおやきは絶品です。
今まで各地でおやきを食してきましたが、これ以上に美味しいものに出会った事はありません。
週末ともなると15時前に売り切れ&閉店となる事が多い様ですが、開いている時は迷わず飛び込んでください。
http://tabelog.com/nagano/A2002/A200201/20000645/

 

By KAZU

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