DSCF3074

裏銀座ハイキング〜雲ノ平寄り道編  4泊5日小屋泊

「裏銀座をのんびりと歩きたい」

5年ほど前からずっと思っていました。

しかし裏銀座となると最低3泊(烏帽子、三俣、槍ヶ岳泊)。
超軽量装備で頑張れば2泊(野口五郎、双六泊)でもいけるかもしれません。
でも、せっかくなのでゆっくり1日7時間程度の歩きで景色を楽しみ、しかも天空の庭園と言われる雲ノ平へ寄り道もしたい。
つまり4〜5泊の日程を組んで歩きたいと考えていました。

やっとチャンスが巡ってきたので行ってきました。

今回は小屋泊で自炊スタイルです。
自由気ままなテント泊も考えましたが、最近は炊飯にはまっており、
生米5日分を含めた食料とテントを担ぐと、一般的な大型ザックが必要な荷物量となってしまいます。
しかし、どうしても愛用のULA/CDTで行きたかったので小屋泊にしました。

【裏銀座とは】
裏銀座縦走コース(うらぎんざじゅうそうすコース)とは北アルプスの高瀬ダム横のブナ立尾根登り口を基点とし、
烏帽子岳・野口五郎岳・鷲羽岳・双六岳から西鎌尾根を経て槍ヶ岳へ至る登山道の名称である。
中房温泉から燕岳・大天井岳を経て槍ヶ岳へ至る表銀座コースに比べ行程が長く、登山者が少ないため静かな山行が楽しめる。
単に裏銀座と呼ばれることも多い。またこの場合は、単に登山コースの意味だけでなく、広く山群を指し示すこともある。
※Wikipediaより引用

【装備リスト】
ザック:ULA(ウルトラライトアドベンチャーイクイップメント)CDT
ザックカバー:ULA パックカバー

レインスーツ(またはハードシェル上下):MILLET(ミレー)ダブルセブン50000ストレッチジャケット、MILLET(ミレー)ダブルセブン50000ストレッチパンツ
防寒着(フリース、インナーダウン等):MOUNTAIN HARD WEAR(マウンテンハードウェア)ゴーストウィスパラーダウンジャケット
中間着(厚手の長袖シャツ等):MONTURA(モンチュラ)ファストライトフーディーマグリア
シャツ(化学繊維、メリノウール等): icebreaker(アイスブレーカー)テックライトショートスリーブクルー
パンツ :THE NORTH FACE(ノースフェイス)バーブライトパンツ
タイツ:なし
アンダーウェア:Icebreaker(アイスブレーカー)
靴下:INJINJI(インジンジ) アウトトアミッドウェイトミニクルー

帽子:MOUNTAIN HARD WEAR(マウンテンハードウェア)チラーボールキャップⅡ
ヘルメット:climbing technology(クライミングテクノロジー)ミザール
サングラス:OAKLEY(オークリー)フロッグスキン

グローブ :MAMMUT(マムート)ランボールドグローブ

シューズ:SALOMON(サロモン)X ULTRA 2 GTX

コンロ:SOTO(ソト)マイクロレギュレーターストーブ ウィンドマスター SOD-310、SOTO(ソト)ウィンドマスター専用ゴトク フォーフレックスSOD-460
クッカー:MSR(エムエスアール)アルピニスト2ポット、Charles A Hill (チャールズ A ヒル)パイントロッキーカップ
カラトリー:WILDO(ウィルドー)SPORK
カップ:WILDO(ウィルドー)FOLD-A-CUP
ナイフ:OPINEL(オピネル) オピネル#8
水筒(2リットル程度):Platypus(プラティパス) ホーサー 1.8L

ヘッドライト:milestone(マイルストーン)MS-B1
腕時計:CASIO(カシオ) PROTREK トリプルセンサー PRW-6000
カメラ:FUJIFILM(富士フィルム)X100T、 RICOH(リコー)THETA
カメラケース:Lowerpro(ロープロ)ダッシュポイント20
バッテリー:GOAL ZERO(ゴールゼロ)ノマド7ソーラーパネル、GOAL ZERO(ゴールゼロ)ガイド10プラス、Panasonic(パナソニック)エネループプロ
コンパス:SILVA(シルバ) レンジャーNo3

タオル:AIRMONTE(エアモンテ)今治まきたおる、packtowl(パックタオル)リュクスタオルFACE

ビバーク用:finetrack(ファイントラック)ツェルト2ロング、SOL(エスオーエル)ヒートシートサバイバルブランケット2人用、 SOL(エスオーエル)エスケープライトヴィヴィ

スタッフサック:OUTDOOR RESEARCH(アウトドアリサーチ)バックカントリーオーガナイザー#3、GRANITE GEAR(グラナイトギア)エアジップサック、GRANITE GEAR(グラナイトギア)エアバッグ

トレッキングポール:なし

ショートロープ8mm×8m
DMM(ディーエムエム)ゾディアックスクリューゲート
DMM(ディーエムエム)ダイニーマスリング8mm×120cm

食料:生米、うめぼし、ふりかけ、レトルト類、スープ、乾燥味噌汁、乾燥野菜、即席麺、グラノーラ、ジェル、エナジーバー、コーヒー、あめ、その他菓子類

地図:国土地理院2万5千分の1地形図

ファーストエイドキット:三角巾、包帯、テーピング、滅菌ガーゼ、止血セット、絆創膏、軟膏、かゆみ止め、ポインズンリムーバー、ピンセット、ハサミ等
日焼け止め
キッチンペーパー
ウェットティッシュ
予備電池

DSCF3097
装備のポイント:のんびりハイキングなので、あまり軽量化は考えず、快適重視の装備です。生米を選んだ時点で食料だけで4キロを超えてしまい、
さらにシャツやアンダー類は2日ごとに着替えることにしたので、衣類もそれなりの量になりました。
そしてカメラ2個、バッテリー類、ソーラーパネル等に加えて、槍ヶ岳登頂に備えてヘルメットも持参したので、
初日のパックウェイトは12kg程度となり、耐荷重が8kg程度のCDTにとっては過剰な重量となりました。
初日から3日目くらいまではザックが荷物重量に負けてる感じでしたが、最後までよく頑張ってくれました。

【アクセス】
マイカー: 長野自動車道・安曇野I.C〜(一般道45分)〜七倉山荘
電車:松本駅〜(JR大糸線50分)~信濃大町駅〜(タクシー25分)〜七倉山荘
バス:高速バスもしくは夜行バス等で信濃大町〜(タクシー25分)〜七倉山荘

七倉山荘から登山口の高瀬ダムまでは、特別に許可を受けた地元のタクシーのみが通行可能。
タクシーは朝5時から6時頃まで乗り合いで乗車可能で、2,200円を四人で割り勘します。
同乗者は運転手さんが探してくれますが、
朝のラッシュを過ぎると単独乗車になる可能性があります。
詳細はこちら→http://www.kanko-omachi.gr.jp/mountain/qa.php

公共交通機関を利用する場合は七倉山荘かその周辺の宿に前泊となります。詳しくはこちら→http://www.kanko-omachi.gr.jp/taxi/noriai.php
マイカーの方は七倉山荘周辺に無料駐車場がありますので、そちらへ止めて車中泊がお勧めです。
車は回送サービスを利用して下山地の沢渡(上高地)もしくは新穂高へ回してもらうか、下山後に七倉まで回収に行くのが良いでしょう。

帰りは下山地によりますが、上高地もしくは新穂高となります。
上高地からのアクセス案内→http://www.kamikochi.or.jp/access/
新穂高からのアスセス案内→http://shinhotaka-ropeway.jp/access/

マイカーの方は、その他方法として、下山地にマイカーを置き、七倉山荘及び周辺宿にて前泊すると言う手段もあります。

【難易度】
体力のある中級者向けです。槍ヶ岳山荘までは危険箇所も少なく歩きやすいですが、最後の槍ヶ岳山頂は経験者に引率されることをお勧めします。

【今回のルート】
1日目:高瀬ダム〜烏帽子岳〜烏帽子小屋泊 標準コースタイム7時間40分
2日目:烏帽子小屋〜野口五郎岳〜水晶小屋〜祖父岳〜雲ノ平山荘泊 標準コースタイム8時間
3日目:雲ノ平山荘〜三俣山荘〜双六小屋 標準コースタイム5時間30分
4日目:双六小屋〜西鎌尾根〜槍ヶ岳〜槍ヶ岳山荘泊 標準コースタイム6時間10分
5日目:槍ヶ岳山荘〜槍沢ロッジ〜横尾〜河童橋 標準コースタイム7時間10分

【トイレ情報】
各小屋にて利用可能。

【見どころ&ポイント】

Post from RICOH THETA. #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

旅の始まりはここ七倉山荘から。 今回はマイカー利用につき、前夜に出発して深夜2時頃到着。お盆という事もあり、この時点で既に数台しか空きが無い状態でギリギリ止められました。 七倉山荘から登山口のある高瀬ダムまではタクシーで10分程。 歩く方もいらっしゃいますが、薄暗いトンネルとつづら折りの道路なので、ここは迷わずタクシーです。 DSCF2941 DSCF2942

Post from RICOH THETA. #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA


ダムの堤防ど真ん中に降ろされて、ダム周辺を登山口へ向かって15分程歩きます。

DSCF2947

Post from RICOH THETA. #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

登山口へ到着。いよいよ始まる裏銀座縦走に胸が高まります。 DSCF2950DSCF2952 北アルプス三大急登と言われるだけあって、出だしから苦しい登りがつづきます。 DSCF2955 道中には番号が振ってあって、これが地味に応援してくれます。6〜7番あたりが一番辛かった。

Post from RICOH THETA. #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA


5時間程登りを楽しむと、烏帽子小屋へ到着。ここから烏帽子岳へは空身で往復。

DSCF2968
DSCF2977
烏帽子岳周辺の雰囲気は、燕岳に似ている様な気がします。

Post from RICOH THETA. #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

山頂はとても狭くて岩にしがみついている感じですが、見晴らしは素晴らしい。 DSCF2989 山頂を楽しんだ後は、小屋の前で赤牛岳を眺めながら、ビールをお共にゆったりと過ぎる時間を楽しむ。 DSCF2998 2日目は雲ノ平へ向けていよいよ縦走開始。野口五郎岳、水晶小屋を経由して向かいます。 小屋から少し歩くと眼下に巨大な高瀬ダムが見えます。湖面が朝日に照らされて、とても美しい。 DSCF3001

Post from RICOH THETA. #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA


三ツ岳から野口五郎岳へと続く稜線は、景色も雰囲気も登山道も、いずれも素晴らしく、天気の良い日にここを歩けた事に心より感謝します。

Post from RICOH THETA. #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

野口五郎岳の山頂は広々としていてとても気持ち良く、昼寝をしたくなる雰囲気。

【裏銀座でよく見かけたお花達】
DSCF2962 コマクサ DSCF3008 イワキキョウ DSCF3011 チングルマ DSCF3012 DSCF3016 真砂岳から水晶小屋までの間は少し歩きにくい道が続きます。 DSCF3021 DSCF3025 本来なら裏銀座ルートは水晶岳から鷲羽岳を経由して双六岳へ向かうのですが、雲ノ平山荘の名物石狩鍋が食べたかったので、水晶岳はパスして雲ノ平へ向かいます。 水晶小屋から2時間程進むと、建築物としても美しい山荘が佇む雲ノ平が見えてきます。

ここで石狩鍋の写真を撮り忘れた事を思い出し、その興奮を文字だけでお伝えします。 「お食事の用意ができました」の声に誘われて席に着くと、大きな土鍋にたっぷりと入った、夢にまで見た石狩鍋が、、、 複数人でひとつの鍋を囲みますが、全員がお腹いっぱい食べても食べきれない量なので、黙々とすすり続ける。 ごはんをお代わりして、お鍋も何度もお代わりして、もう入らないと思う所まで詰め込む。 焼肉食べ放題でよくばり過ぎた時の様に、前かがみになって部屋へ戻り横になるものの、 その苦しさは初日の急登以上で、最後の一杯をやめておけば良かったと悔やんでも時遅し。 しかし周りを見渡すと、同じ様な事を言っている方がいて、あぁ、これでまた山旅の素敵な思い出ができたと納得。 きっと次回も腹一杯詰め込むと思います。 DSCF3028 3日目は水晶小屋まで戻って鷲羽岳、三俣蓮華岳、双六岳と縦走する予定でしたが、台風の影響もあり雨風が強く、無理せず鷲羽岳をパスして黒部源流をたどりつつ三俣山荘へ。 DSCF3031 DSCF3034 DSCF3035 岩苔乗越から沢沿いのルートを下る事50分程で黒部源流へ到着。 DSCF3039 (1) 土砂降りのなか滑り込んだ三俣山荘でサイフォンコーヒーをいただきます。 ここの小屋はジビエシチューが有名ですね。一度食べてみたい。 雨が止まないので停滞も考えましたが、2時間ほど様子を見てから小降りになった隙に双六小屋へ向けて出発。 依然として風が強いので三俣蓮華岳と双六岳の稜線を通るルートはやめて巻き道コースを選択。 IMG_3975 IMG_3976 普段は通る人も少ないコースなのでしょうが、歩いてみるとこれがとても良い道で、開放的な草原の中を楽しくハイキングといった雰囲気です。 天候が悪い時は迷わず使っても良いと思います。 DSCF3044 双六小屋へ到着すると晴れました。これ、私にとってはいつも通りの展開。

Post from RICOH THETA. #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA


ここの小屋はテラスの雰囲気が素敵で、晴れた日は外で美味しく生ビールをゴクリ。

DSCF3049
双六小屋はテン場もすばらしく、池のほとりにフラットなテントサイトで気持ちの良いキャンプができます。

DSCF3066

Post from RICOH THETA. #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

4日目はいよいよ槍ヶ岳へ向けて出発。 アップダウンが続く西鎌尾根を進みます。 DSCF3070 だんだんと穂先が近づいてきます。 北鎌、西鎌、東鎌と三つの尾根を一望。

Post from RICOH THETA. #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA


足場は狭いですが、見晴らしの良い稜線がつづきます。

DSCF3079
山頂直下は酸素も薄く、少し息が苦しくなる。

Post from RICOH THETA. #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

この日は山頂に近づくにつれてガスにつつまれてしまい、山頂からの展望はあきらめつつ、とりあえず登ったら一瞬晴れました。 何と言う強運。 DSCF3092 5日目は一気に上高地へ下り、久しぶりのお風呂に感動。 次回は、天気の良い時に双六小屋へテントを張り、登れなかった鷲羽岳へ訪れたい。

【立ち寄り温泉情報】
上高地ビジターセンター付近の小梨平キャンプ場に隣接する「小梨の湯」が便利です。
http://www.kamikochi.or.jp/facilities/stay/mori-no-resort-konashi/

【お土産情報】
マイカーの方のみの特権ですが、松本インターへ向かう道中にある「さかた菓子舗」のおやきは絶品です。
今まで各地でおやきを食してきましたが、これ以上に美味しいものに出会った事はありません。
週末ともなると15時前に売り切れ&閉店となる事が多い様ですが、開いている時は迷わず飛び込んでください。
http://tabelog.com/nagano/A2002/A200201/20000645/

By KAZU

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGE TOP